最終日はビッグスコアでトップ5を狙う野村敏京 エアバスLPGAクラシック(2014)(3日目) 写真・Getty Images

エアバスLPGAクラシック(5月22~25日、米国アラバマ州・RTJ Gトレイル マグノリアグローブ ザ・クロッシング、6532ヤード、パー72)

 大会3日目、8位からスタートした野村敏京は70で回り、通算10アンダーまで伸ばしたが、順位は15位タイと後退。有村智恵は72と伸ばせずに、通算4アンダーの53位タイに順位を下げた。首位は通算16アンダーのアンナ・ノードクビスト(スウェーデン)。

 第3ラウンドのパーオン率100パーセントと引き続きショット好調の野村だったが、パットの距離感が合わず、13番では14メートルから3パットするなどバーディ量産とはならなかった。それでも14番2メートル、16番1.5メートル、さらに18番では4.5メートルのバーディパットを決め、終盤にかけていいフィーリングで終えることができた。

「今日はパッティングが入らなくて、ちょっとハードなゴルフでしたが、ショットが良くて2アンダーで終わったので良かったです。グリーンは下りが速く、思ったより下まで転がって大変でした。昨日(9バーディ)と比べると物足りないけれど、パッティングがだめだったので4バーディでも良かったと思います」

 惜しいパットが多かった。

「今日は距離感がほんとに合わなかった。ソフトなタッチが必要なところで強く打ったり、強く打たなければいけないところで弱かったりと、うまくいかなかったです」

 最終日はガンガン攻める。

「みんなビッグスコアを出すと思うので、私もビッグスコアでトップ5を狙います。予想スコア? 7バーディ、ノーボギーです」

 一方の有村は、出だしの1番で1メートルほどのパーパットを外し、いいイメージが持てないままプレー。5番で3メートルのバーディチャンスから3パットのボギーをたたくなど、最後までパットが決まらず、スコアを伸ばせずに終わった。

「今日は一つでも伸ばしたかったのですが、何一つうまくいかず、チャンスにつけても決められなかった。フラストレーションのたまる一日でした。ショットは初日が一番良くて、徐々に悪くなっている感触。パッティングも日によってコロコロ変わり、安定感が足りない感じです」

 パッティングにイメージが出てなかった。

「今日は決めきれなかったなと思います。どうやってイメージを作っていくかも大事ですが、もっと練習して、体が覚えて自然に動いてくれるまでに持って行きたいです」

 明日の最終日に向けては。

「あんまりネガティブにならずに、しっかり明日に向けて調整します。調整点? 自分の中にいい感覚を取り戻す、それだけです」

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